【次の一手|プロの実戦】問題11ー角換わりの終盤戦
プロ棋士の実戦棋譜から、これは凄い!と感じた一手や、覚えておくと棋力向上に繋がりそうな手筋などを、「次の一手」の問題形式で紹介します。問題を解いて棋力アップを目指してください。
今回は以下の棋戦からの紹介です。
▲丸山忠久九段 △広瀬章人八段 第66期王座戦二次予選 より
【問題図:▲8八歩 まで】
角換わりの終盤戦で、いま先手が▲8八歩と受けたところです。この局面、後手としては一気に寄せきりたいところ。攻めの継続手を考えてみてください。
(正解は下にスクロールするとあります)
正解は▽6六角です。
【正解図:▽6六角 まで】
▽6六角と角をバッサリ切るのが正解です。以下▲同銀▽7八金(図1)と進み、先手玉を一気に攻め込みます。
【図1:▽7八金 まで】
図1以下、▲9七角▽8九金▲同玉▽7八銀▲9九玉▽7七桂打(図2)と進み、投了となりました。
【図2:▽7七桂打 まで】
手順途中の▲9七角は唯一の受けですが、▽8九金からの一連の手順で図2の局面では先手玉には受けが無くなっています。▽6六角からの見事な寄せでした。
いかがでしたでしょうか?問題の感想などございましたら、コメントをいただければ幸いです。
もし良ければ、以下の問題にも続けてチャレンジしてみてください!