【次の一手|プロの実戦】問題19ー角換わりの中盤戦
プロ棋士の実戦棋譜から、これは凄い!と感じた一手や、覚えておくと棋力向上に繋がりそうな手筋などを、「次の一手」の問題形式で紹介します。問題を解いて棋力アップを目指してください。
今回は以下の棋戦からの紹介です。
▲豊島将之八段 △広瀬章人八段 第76期順位戦A級プレーオフ より
【問題図:▽3六桂 まで】
角換わりの中盤戦で、いま後手が▽3六桂としたところです。金取りの狙いですが、先手には切り返しの上手い手順がありました。五手一組の手順です。
(正解は下にスクロールするとあります)
正解手順は、▲1三歩成▽同香▲同香成▽同金▲3八香です。
【正解図:▲3八香 まで】
端から香車を入手して▲3八香と打つのが上手い切り替えしです。
以下、▽4八桂成には▲3五香(参考図1)で、銀を入手したため▲7一銀の割りうちも発生しており先手が優勢です。
【参考図1:▲3五香まで】
いかがでしたでしょうか?問題の感想などございましたら、コメントをいただければ幸いです。
もしよければ、以下の問題にもチャレンジしてみてください!