将棋上達を目指す人のためのブログ

20代になってから勉強を始めて、将棋倶楽部24で六段になった将棋指しが書く

【次の一手|プロの実戦】問題34ー四間飛車の中盤戦

プロ棋士の実戦棋譜から、これは凄い!と感じた一手や、覚えておくと棋力向上に繋がりそうな手筋などを、「次の一手」の問題形式で紹介します。問題を解いて棋力アップを目指してください。

今回は以下の棋戦からの紹介です。

▲千田翔太六段 △澤田真吾六段 第59期王位戦挑戦者決定リーグ白組 より

【問題図:▽8四角 まで】

いま先手が▲8四角と指し、歩を入手した局面です。先手陣は穴熊の堅陣なので、後手としては手を作らせないよう、先手の狙いを消していきたいところです。

(正解は以下にスクロールするとあります)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正解は▽5三飛です

【正解図:▽5三飛 まで】

問題図から先手は▲4三歩を狙っており、▽3一角や▽5三角なら▲2四飛、▽5一角なら▲同角成▽同飛▲2四飛の攻めを狙っています。この攻め筋を防ぐ▽5三飛が正解となります。渋い手ですが、対穴熊戦ではこのような攻めの狙いを消す手がとても大切になってきます。

問題図から▽8三歩と角を追う手も見えますが、それには▲4三歩があります。(参考図1)

【参考図1:▲4三歩 まで】

参考図1からの応手を順番に確認していきましょう。

参考図1から▽8四歩と角を捕りあうのは、▲4二歩成▽同飛▲2四飛とされ、飛車先を突破されます。(参考図1-1)

参考図1から▽5一角も、▲同角成から▲2四飛と飛車先を突破されます。(参考図1-2)

参考図1から▽3一角は、▲6六角▽2二飛▲7五歩▽同歩▲同角という進行が予想されます。後手がそこまで悪い局面ではありませんが、▲6五金や▲6六歩など具体的な手を見せられ、嫌な局面かもしれません。(参考図1-3)

参考図1から▽5三角は▲6六角▽2二飛のところで、▲4五金▽同銀▲5四歩という強襲があります。(参考図1-4)

【参考図1-1:▲2四飛 まで】

【参考図1-2:▲2四飛 まで】

【参考図1-3:▲同角 まで】

【参考図1-4:▲5四歩 まで】

 

いかがでしたでしょうか?問題の感想などございましたら、コメントをいただければ幸いです。

もしよければ、以下の問題にもチャレンジしてみてください!