将棋上達を目指す人のためのブログ

20代になってから勉強を始めて、将棋倶楽部24で六段になった将棋指しが書く

【自戦記】01-相掛かり

当記事では自分が指した将棋を振り返って、

  1. 相手の方で参考になった一手、手順、構想
  2. 自分が上手くさせたと思う一手、手順、構想
  3. 対局後に検討して発見した一手、手順、構想

などを整理しています。

今回は将棋倶楽部24の対局から紹介です。(持ち時間1分、秒読み30秒)

▲先手:相手の方(五段)

▽後手:私

戦型:相掛かり棒銀


【この記事の目次】


 

1.対局中に変動する駒の価値を見極めていきたい

【図1:▲8三角 まで】

いま相手の方が▲8三角と打ったところです。

実戦ではここから▽7七桂成▲同桂としましたが、先手玉が上部に脱出するルートを防いでいた桂を自分から精算してしまうのは、いまひとつの寄せでした。

ここでは▲7七桂成に代えて、▽7八歩▲同飛▽6九銀▲2八飛▽7八歩(参考図1)と進めるのが良かったと思います。

【参考図1:▽7八歩 まで】

▽8五の桂が上部への逃げ道を防いでいるため、上記手順のようにシンプルに横から攻める手が厳しい攻めになっていました。

一般的な駒の価値は 銀>桂 ですが、対局中に駒の価値は変動するということを忘れないでおきたいものです。

 


2.玉は下段に落とせの実践

【図2:▲8六歩 まで】

図2は先手が▲8六歩としたところで、ここから先手玉を寄せきります。図2から▽4三角▲6四龍▽6七馬(図3)が寄せの決め手順でした。

【図3:▽6七馬 まで】

▽4三角が龍取りにしながら先手玉の玉頭に狙いをつける一手です。対局の終盤に、玉と盤上の急所の駒に狙いをつける一手は、一手以上の価値を有むことになりやすいため、常に狙っていきたいところです。

図3の局面で▲同桂と取るのは▽8七金と打ちます。”玉は下段に落とせ”の実践で、そうなると以下は一手一手の寄りです。

実戦はここで相手の方の投了となりました。