将棋上達を目指す人のためのブログ

20代になってから勉強を始めて、将棋倶楽部24で六段になった将棋指しが書く

【次の一手|プロの実戦】問題73-四間飛車の終盤戦

プロ棋士の実戦棋譜から、これは凄い!と感じた一手や、覚えておくと棋力向上に繋がりそうな手筋などを、「次の一手」の問題形式で紹介します。問題を解いて棋力アップを目指してください。

今回は以下の棋戦からの紹介です。

▲屋敷伸之七段 △谷川浩司棋聖 第41期王位戦挑戦者決定戦  より

【問題図:▲7九銀 まで】

いま先手が▲7九銀と、後手の成香を取ったところです。ここで後手には先手玉を寄せる、ぴったりの決め手がありました。

 (正解は下にスクロールするとあります)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正解は▽3七角です

【正解図:▽3七角 まで】

▽3七角と打つ手がぴったりの決め手です。正解図以下▲同角とするのは、▽7九龍で先手玉が詰みます。また、次に後手が▽4六角成と取った局面は先手玉に受けがありません。

実戦は正解図以下▲6三桂成としましたが、これは詰めろではないため▽4六角成とします。以下、▲7二成桂▽同玉▲7三香▽同桂▲7一金▽8二玉と進み、先手の投了となりました。(図1)

【図1:▽8二玉 まで】

図1以下▲8一金▽9三玉▲8二銀と進むと後手玉が詰んでいるように見えますが、▲8一金には▽7二玉と戻るのが正しい対応です。以下▽7一竜は▲6三玉で詰みませんし、▲7一金と戻るのは再び▽8二玉と逃げておくと、連続王手の千日手になります。連続王手の千日手は反則手順であるため、先手はこれ以上は指しようがなく、図1の局面での投了はやむなしです。

 

いかがでしたでしょうか?問題の感想などございましたら、コメントをいただければ幸いです。

もしよければ、以下の問題にもチャレンジしてみてください!