将棋上達を目指す人のためのブログ

20代になってから勉強を始めて、将棋倶楽部24で六段になった将棋指しが書く

【次の一手|プロの実戦】問題106-四間飛車の終盤戦

プロ棋士の実戦棋譜から、これは凄い!と感じた一手や、覚えておくと棋力向上に繋がりそうな手筋などを、「次の一手」の問題形式で紹介します。問題を解いて棋力アップを目指してください。

今回は以下の棋戦からの紹介です。

▲大橋貴洸四段 △古森悠太四段 第31期竜王戦6組ランキング戦 より

                                          

【問題図:▽3一金 まで】

先手の▲3三歩に対し、いま後手が▽3一金と引いたところです。先手陣は鉄壁なので、攻めさえ繋がれば良い局面です。先手の次の一手を考えてみてください。

 (正解は下にスクロールするとあります)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                                          

正解は▲6五桂打です

【正解図:▲6五桂打 まで】

次に後手に▽5三玉と逃げられてしまうと、一気に寄せるのが困難になります。正解はその▽5三玉を防ぐ▲6五桂打と打つ一手です。先手陣は鉄壁であるため、駒を捨てる手も躊躇なく指すことができる局面です。

正解図以下は▽同歩▲同桂と進みます。(図1)

【図1:▲6五同桂 まで】

図1の局面は次に▲6三銀▽6一玉▲7三桂不成までの詰めろで、わかっていても防ぐのが難しい攻めです。実戦でもここで受けがないと判断し、後手が投了しています。

例えば図1で▽6三歩と受けるのは、以下▲7三と▽5二玉▲5三銀▽4一玉▲6三角成が一例の攻めです。(参考図1)

【参考図1:▲6三角成 まで】

参考図1以下は▽5二桂と受けるくらいですが、▲同銀成▽同飛▲5三歩と攻めてもいいですし、▲4五馬と銀を取る手も▲2三馬からの詰めろとなっていて厳しい手です。よって、正解図から▽7三歩では受けになっていないことがわかります。

 

また、正解図からは▽5五飛というひねった受けもあります。飛車を移動させることで逃げ道を開く手ですが、これには▲5四歩が好手です。(参考図2)

【参考図2:▲5四歩 まで】

参考図2で▽5二歩と受けるのは、▲同角成▽同玉▲5三桂成以下の詰みがあります。

よって参考図2では▽同飛と取るよりありませんが、▲6三銀▽5一玉▲5四銀不成と飛車を取っておき先手が勝勢です。(参考図3)

【参考図3:▲5四銀 まで】

 

いかがでしたでしょうか?問題の感想などございましたら、コメントをいただければ幸いです。

もしよければ、以下の問題にもチャレンジしてみてください!