将棋上達を目指す人のためのブログ

20代になってから勉強を始めて、将棋倶楽部24で六段になった将棋指しが書く

【次の一手|プロの実戦】問題109-矢倉の終盤戦

プロ棋士の実戦棋譜から、これは凄い!と感じた一手や、覚えておくと棋力向上に繋がりそうな手筋などを、「次の一手」の問題形式で紹介します。

今回は以下の棋戦からの紹介です。

▲阿部健治郎七段 △真田圭一八段 第77期順位戦C級1組1回戦 より

                              

【問題図:▲6六歩 まで】

後手の▽8八角に対し、いま先手が▲6六歩と受けたところです。ここで後手に狙いの一手がありました。後手の次の一手を考えてみてください。

 (正解は下にスクロールするとあります)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                              

正解は▽7五桂です

【正解図:▽7五桂 まで】

▽7五桂が狙いの一手でした。正解図以下▲5七玉と逃げるのは▽4六銀以下、長手数の詰みがあります。一例の詰手順は、▽4六銀▲4八玉(▲6八玉は▽5七角からバラして並べ詰み)▽3七銀成▲同玉▽4六角▲2七玉▽3五桂▲3八玉▽3七銀▲4九玉▽3八金▲5九玉▽6七桂という手順です。(参考図1)

【参考図1:▽6七桂 まで】

参考図1以下、▲同金は▽4八銀成▲6九玉▽7九角右成までの詰みですし、▲6九玉と逃げるのも▽7九角右成までの詰みです。

 

正解図以下、実戦は▲同歩と取りましたが、▽9四角と王手龍取りをかけるのが狙いの一手です。(図1)

【図1:▽9四角 まで】

図1以下▲7八玉と角取りに当てながら逃げました。これは▽6一角なら▲8八玉と角を取ってもう1勝負するという狙いです。しかしここで▽5八角成と金を取るのが決め手です。(図2)

【図2:▽5八角成 まで】

図2の局面は▽8七銀▲同玉▽7六銀以下の詰めろですが、先手はこれを受ける適切な受けがありません。後手玉は詰まないため、図2は後手が勝勢の局面です。

 

いかがでしたでしょうか?問題の感想などございましたら、コメントをいただければ幸いです。

もしよければ、以下の問題にもチャレンジしてみてください!

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