【次の一手|プロの実戦】問題127-三間飛車の終盤戦
プロ棋士の実戦棋譜から、これは凄い!と感じた一手や、覚えておくと棋力向上に繋がりそうな手筋などを、「次の一手」の問題形式で紹介します。
今回は以下の棋戦からの紹介です。
▲南 芳一九段 △千田翔太六段 第31期竜王戦5組昇級者決定戦 より
【問題図:▲3八金 まで】
いま先手が▲3八金としたところです。ここで後手に鋭い寄せの手順がありました。三手一組の手順です。
(正解は下にスクロールするとあります)
正解は▽3七桂成▲同桂▽1六飛です
【正解図:▽1六飛 まで】
▽3七桂成と成り捨ててから▽1六飛と香車を取る手が正解です。
正解図以下▲同玉に対して、▽3七桂成で入手した一歩を使って▽1五歩と打つ手が一歩千金の一手です。(図1)
【図1:▽1五歩 まで】
図1以下▲1七玉は▽1六香で詰みますし、▲2五玉は▽3五金▲1五玉▽2四銀▲同玉▽3三角で綺麗に詰みます。(参考図1)
【参考図1:▽3三角 まで】
実戦でも上記手順中の▽3五金まで進み、先手の投了となりました。
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