大人からの将棋上達ブログ

成人後に将棋を本格的に始め、24で六段になった将棋指しの

【次の一手|プロの実戦】問題127-三間飛車の終盤戦

プロ棋士の実戦棋譜から、これは凄い!と感じた一手や、覚えておくと棋力向上に繋がりそうな手筋などを、「次の一手」の問題形式で紹介します。

今回は以下の棋戦からの紹介です。

▲南 芳一九段 △千田翔太六段 第31期竜王戦5組昇級者決定戦 より

                              

【問題図:▲3八金 まで】

いま先手が▲3八金としたところです。ここで後手に鋭い寄せの手順がありました。三手一組の手順です。

 (正解は下にスクロールするとあります)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                              

正解は▽3七桂成▲同桂▽1六飛です

【正解図:▽1六飛 まで】

▽3七桂成と成り捨ててから▽1六飛と香車を取る手が正解です。

正解図以下▲同玉に対して、▽3七桂成で入手した一歩を使って▽1五歩と打つ手が一歩千金の一手です。(図1)

【図1:▽1五歩 まで】

図1以下▲1七玉は▽1六香で詰みますし、▲2五玉は▽3五金▲1五玉▽2四銀▲同玉▽3三角で綺麗に詰みます。(参考図1)

【参考図1:▽3三角 まで】

実戦でも上記手順中の▽3五金まで進み、先手の投了となりました。

 

いかがでしたでしょうか?問題の感想などございましたら、コメントをいただければ幸いです。

もしよければ、以下の問題にもチャレンジしてみてください!

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