将棋上達を目指す人のためのブログ

20代になってから勉強を始めて、将棋倶楽部24で六段になった将棋指しが書く

永瀬拓矢七段の「負けない将棋講座」に参加しました

先日、将棋の森の将棋講座に参加してきました。講座に永瀬拓矢さんがお見えになるということで、仕事終わりに吉祥寺にある教室に足を運んできました。講座のテーマは「負けない将棋講座」で、永瀬さんの実戦棋譜を題材に、局面が悪い時の考え方などを説明いただきました。

例えば、

  • 自分から動かずに、相手に選択肢を与える。
  • 相手の絶対手を消しながら、戦いを先延ばしにする。
  • どこかで勝負ができるように、相手に嫌味をつけながら戦う。

といった考え方を、実戦例と共に紹介いただきました。実戦例と共に紹介いただけたので、腹落ちしやすい内容でした。

 

講座の後半は永瀬さんに質問タイム。私も2つほど質問してみました。

質問1「大人になってから将棋を始めた人の勉強法」 

ーー将棋の勉強法について質問させてください。私は20代になってから本格的に将棋を勉強しました。本格的に取り組み始めた時期としては、やや遅い部類に入ると思っています。このような「大人になってから将棋を始めた人」が上達するためには、どのような勉強法が適していると考えられていますか?

将棋が強くなるのに近道はないと思っています。時間をかけて勉強をしていく他にないと思っています。ただし、将棋は頑張った分だけ必ず回収できます。

また、少しずつでも継続するのが大事だと思っています。中断した期間の分を回収することはとても難しいからです。

あとは、苦になる勉強法は一切しなくて良いと思っています。楽しみながら将棋の勉強を続けるのが一番良いと思いますね。

永瀬さんは幼い頃はひたすら実戦を繰り返していたようで、子供の頃の対局数は月600局は下らなかったとのことです。そんな永瀬さんが時間が限られる大人に対し、どのような勉強法をオススメするのか興味深かったため質問してみました。

パワーをもらえる回答をいただけました。特に「苦になる勉強法は一切しなくて良い」という言葉を、永瀬さんから聞けたのがとても嬉しいですね。勉強法はその人が楽しいと思えるもので、毎日短い時間でも出来る範囲で勉強を継続し、ブランクの期間を作らないことが上達に繋がるようです。

 

質問2「実戦と感想戦のバランス」

ーー実戦と感想戦のバランスについてお聞かせください。例えば実戦を1局指して1時間くらいだった場合、どれくらい感想戦に時間をかけるのが良いと考えておられますか?

1時間ですか、長いですね(笑)。

個人的には10分くらいやれば十分じゃないかなと思っています。ただし気の合う人とはお互い納得いくまでやって良いと思います。

もし県代表などのアマ強豪クラスを目指すのであれば、検討にはなるべく時間をかけたほうが良いと思いますね。

永瀬さんは最も上達に繋がる方法として、実戦を積み重ねることを挙げられています。そこで気になったのが、感想戦をどの程度やれば良いのかということです。

感想戦についても取り組める範囲で問題ないようです。但し高段者を目指すなら、ある程度の時間をかけたほうが良いようです。また直接的には述べられていませんでしたが、感想戦は実戦後にやることを前提で話されていた印象を受けました。個人的には実戦のみ繰り返すのは上達に繋がりにくいのかなと思いました。

 

講座終了後は永瀬さんと記念撮影が行われました。参加者の特典ですね。

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永瀬さん、今後のご活躍をお祈りしています!

 

将棋の森の講座はとてもアットホームな雰囲気で、初心者、級位者でも楽しく受けられる講座だと思います。講座には大人の方々もたくさんお見えになっていたので、大人から将棋を始めた人でも安心して参加できる教室だと思います。機会があれば足を運んでみてはいかがでしょうか。

www.shoginomori.com