大人からの将棋上達ブログ

成人後に将棋を本格的に始め、24で六段になった将棋指しの

【次の一手|プロの実戦】問題14ー四間飛車の中盤戦

プロ棋士の実戦棋譜から、これは凄い!と感じた一手や、覚えておくと棋力向上に繋がりそうな手筋などを、「次の一手」の問題形式で紹介します。問題を解いて棋力アップを目指してください。

今回は以下の棋戦からの紹介です。

▲中村太地王座 △澤田真吾六段 第76期順位戦B級2組11回戦 より

【問題図:▲2二金 まで】

四間飛車の中盤戦です。いま先手が▲2二金と露骨に角を取りにいったところ。

振り飛車らしい捌きの手順がありました。三手一組です。

(正解は下にスクロールするとあります)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正解手順は▽6六歩▲同金▽6二飛です。

【正解図:▽6二飛 まで】

いかにも振り飛車らしい捌きです。以下▲6五歩▽5三角と進みます。(図1)

【図1:▽5三角 まで】

▽5三角と取られそうだった角を捌いて、先手の▲2二金を空振りにすることに成功しました。実戦でも参考になりそうな、振り飛車らしい見事な捌きだったと思います。

 

いかがでしたでしょうか?問題の感想などございましたら、コメントをいただければ幸いです。

もしよければ、以下の問題にもチャレンジしてみてください!