【次の一手|プロの実戦】問題20ー相掛かりの終盤戦
プロ棋士の実戦棋譜から、これは凄い!と感じた一手や、覚えておくと棋力向上に繋がりそうな手筋などを、「次の一手」の問題形式で紹介します。問題を解いて棋力アップを目指してください。
今回は以下の棋戦からの紹介です。
▲行方尚史八段 △橋本崇載八段 第66期王座戦二次予選 より
【問題図:▽8一金 まで】
いま後手が▽8一金と先手の龍を取ったところです。後手玉を寄せる五手一組の手順を考えてみてください。
(正解は下にスクロールするとあります)
正解手順は、▲9四銀▽同玉▲8四飛▽9三玉▲8一飛成です。
【正解図:▲8一飛成 まで】
正解図の局面では後手に受けがなく、必死がかかっています。次の▲8四金がわかっていても受かりません。例えば▽8三歩などと受けても、▲8四金▽同歩▲同龍▽9二玉▲8二桂成(参考図1)で詰みます。
【参考図1:▲8二桂成 まで】
いかがでしたでしょうか?問題の感想などございましたら、コメントをいただければ幸いです。
もしよければ、以下の問題にもチャレンジしてみてください!