【次の一手|プロの実戦】問題51-雁木の終盤戦
プロ棋士の実戦棋譜から、これは凄い!と感じた一手や、覚えておくと棋力向上に繋がりそうな手筋などを、「次の一手」の問題形式で紹介します。問題を解いて棋力アップを目指してください。
今回は以下の棋戦からの紹介です。
▲稲葉 陽八段 △広瀬章人八段 第31期竜王戦1組ランキング戦 より
【問題図:▲8七玉 まで】
いま先手が▲8七玉としたところです。ここで後手に決め手がありました。次の一手を考えてみてください。
(正解は下にスクロールするとあります)
正解は▽6六角成です
【正解図:▽6六角成 まで】
正解図以下、先手は▲同桂と取るしかありませんが、▽8六銀▲同銀▽9五桂▲9六玉▽8六飛▲同玉▽8五歩▲7五玉▽8四銀(図1)と進みます。
【図1:▽8四銀 まで】
図1以下は▲同玉▽9四金に、▲7五玉なら▽8四金打、▲8三玉なら▽9二金までの即詰みになります。
▽6六角成が終盤の鮮やかな決め手でした。
いかがでしたでしょうか?問題の感想などございましたら、コメントをいただければ幸いです。
もしよければ、以下の問題にもチャレンジしてみてください!