【次の一手|プロの実戦】問題58-四間飛車の中盤戦
プロ棋士の実戦棋譜から、これは凄い!と感じた一手や、覚えておくと棋力向上に繋がりそうな手筋などを、「次の一手」の問題形式で紹介します。問題を解いて棋力アップを目指してください。
今回は以下の棋戦からの紹介です。
▲高見泰地六段 △鈴木大介九段 第66期王座戦二次予選 より
【問題図:▽3一桂 まで】
先手の▲3五桂に対し、後手が▽3一桂と受けたところです。ここで先手に手筋の攻めがあります。三手先まで読んでみてください。
(正解は下にスクロールするとあります)
正解手順は▲2三桂成▽同桂▲2四歩です
【正解図:▲2四歩 まで】
▲2三桂成と成り捨てるのが正解です。▽同桂で一瞬桂を損しますが、▲2四歩と突き出した正解図の局面は、次の▲2三歩成が受かりません。
実戦は正解図より、▽6八歩▲同飛▽8五歩▲2三歩成と進行し、と金が大きく先手優勢の局面になりました。桂を先に捨てて取り換えす順は頻出の手筋であるため、覚えておいて損はないと思います。
いかがでしたでしょうか?問題の感想などございましたら、コメントをいただければ幸いです。
もしよければ、以下の問題にもチャレンジしてみてください!