大人からの将棋上達ブログ

成人後に将棋を本格的に始め、24で六段になった将棋指しの

【次の一手|プロの実戦】問題119-中飛車の終盤戦

プロ棋士の実戦棋譜から、これは凄い!と感じた一手や、覚えておくと棋力向上に繋がりそうな手筋などを、「次の一手」の問題形式で紹介します。

今回は以下の棋戦からの紹介です。

▲増田康宏五段 △阿久津主税八段 第26期 銀河戦 本戦Fブロック 10回戦 より

                        

【問題図:▽6三同桂 まで】

いま先手の▲6三香成に対し、後手が▽6三同桂と取ったところです。先手陣は鉄壁なので寄せを考えていきたいところですが、どう寄せますか。

 (正解は下にスクロールするとあります)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                        

正解は▲7三桂です

【正解図:▲7三桂 まで】

▲7三桂が手筋の寄せです。▽同金は▲8二銀▽同玉▲7一角以下詰むため、後手はこれを取ることはできません。実戦は正解図以下▽7一香の受けに対して▲6二角と打ちました。これが決め手です。 (図1)

【図1:▲6二角 まで】

図1以下▽同金と取るのは▲7一龍が必死です。

 

いかがでしたでしょうか?問題の感想などございましたら、コメントをいただければ幸いです。

もしよければ、以下の問題にもチャレンジしてみてください!

 

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