【次の一手|プロの実戦】問題119-中飛車の終盤戦
プロ棋士の実戦棋譜から、これは凄い!と感じた一手や、覚えておくと棋力向上に繋がりそうな手筋などを、「次の一手」の問題形式で紹介します。
今回は以下の棋戦からの紹介です。
▲増田康宏五段 △阿久津主税八段 第26期 銀河戦 本戦Fブロック 10回戦 より
【問題図:▽6三同桂 まで】
いま先手の▲6三香成に対し、後手が▽6三同桂と取ったところです。先手陣は鉄壁なので寄せを考えていきたいところですが、どう寄せますか。
(正解は下にスクロールするとあります)
正解は▲7三桂です
【正解図:▲7三桂 まで】
▲7三桂が手筋の寄せです。▽同金は▲8二銀▽同玉▲7一角以下詰むため、後手はこれを取ることはできません。実戦は正解図以下▽7一香の受けに対して▲6二角と打ちました。これが決め手です。 (図1)
【図1:▲6二角 まで】
図1以下▽同金と取るのは▲7一龍が必死です。
いかがでしたでしょうか?問題の感想などございましたら、コメントをいただければ幸いです。
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